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飼育器具 -陸棲ガメ編- | 作成:2013年5月18日 更新:2014年11月9日 |
このページでは陸棲ガメの飼育に必要な器具と、あると便利な器具について紹介します。陸棲ガメは砂漠など乾燥地帯に生息するリクガメと、熱帯雨林に生息するリクガメ・ヌマガメの3種類がいます。生息環境の違いから水槽内のレイアウトが異なりますが、必要な器具の大半は同じです。 陸棲のヌマガメはセマルハコガメなど〜ハコガメと名の付くカメ(ハコガメ属)やアカスジヤマガメなど〜ヤマガメ(ヤマガメ属)などが該当します。 |
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1.水槽(飼育容器) 水槽のほかに爬虫類専用ケージや衣装ケースが使えます。爬虫類専用ケージは水槽より高価ですが、通気性やメンテナンス性が優れています。
爬虫類専用ケージはライトの設置や床材の交換に適した構造になっています。
安価な水槽や衣装ケースなども使えます。 |
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2.シェルター カメの隠れ家です。日よけや寝床になります。カメが入れる大きさのものを設置しましょう。市販品のほかに植木鉢を半分に割ったものなどが使用できます。
陸棲ガメは甲羅が盛り上がっているので内部の高さがあるものを選びましょう。 |
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3.エサ入れ・水入れ 爬虫類用として売られているもののほかに犬猫用やバットなど浅めの容器が使えます。エサ入れ・水入れは毎日掃除して清潔に保ちましょう。
エサ入れ・水入れは置いた時に安定しているものがよいです。 バットはカメが中に入っても出られるように浅いものを選びましょう。 |
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4.水槽台 狭いスペースに2つ以上の飼育容器を置く場合などに必要となります。陸棲ガメの飼育容器は中に水を張らない分水棲・半水棲ガメのものより軽いので、水槽台の耐荷重や床の負担はそれほど気にしなくていいです。
専用品は設置するのに適した設計になっています。 |
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5.床材 水棲・半水棲ガメは飼育容器に水を張るのに対し、陸棲ガメは床材として土などを敷きます。床材は土・ヤシガラ・ミズゴケ・爬虫類専用床材・新聞紙などがあります。 乾燥地帯に生息するカメには専用の床材、森林地帯に生息するカメには専用の床材のほかにヤシガラ・土・水ゴケがよいでしょう。カメが誤って食べても安全なものを選びましょう。水分を含むと固まるもの(猫用トイレ砂)、膨張するもの(ペットシーツ/吸水性ポリマー)はカメが誤食すると危険なので使用しないでください。
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6.爬虫類用紫外線灯 カメの甲羅の主成分はカルシウムです。カメがカルシウムを吸収するためにはビタミンD3が必要です。通常、ビタミンD3は日光浴で紫外線(UVB)を浴びることによって体内で生成されます。 太陽光を直接浴びられる環境で飼育する場合、紫外線灯は不要です。屋内飼育の場合は日当たり良好な場所に水槽を設置していても窓や水槽のガラスが紫外線を減衰させ、十分な量が届かないので紫外線灯が必要になります。乾燥地帯に生息する種類は森林地帯に生息する種類より必要な紫外線量が多い傾向にあります。 主に電球型蛍光灯タイプ(E26口金)と直管型蛍光灯タイプの2種類があります。レイアウトに合わせて好みのタイプを選びましょう。直管型蛍光灯タイプの灯具は観賞魚用の蛍光灯ソケット、電球型蛍光灯タイプの灯具はクリップスタンド(一般の照明用でもE26口金であれば可)です。 照明用の蛍光灯、電球、LED電球は十分な量の紫外線を出さないので代用できません。 ブラックライト・UV殺菌灯は発生する紫外線の波長や強度が異なり有害なので絶対に使用しないでください。
左が電球型蛍光灯タイプ、右が直管型蛍光灯タイプです。 それぞれ上が交換球で下が灯具です。
乾燥地帯に生息するリクガメには紫外線量の多いものを使いましょう。 |
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7.温度計・湿度計 陸棲ガメの飼育には温度のほかに湿度の管理も重要です。森林地帯に生息するカメは飼育容器内の湿度を最低でも50%以上に保ちましょう。飼育容器に設置しやすいもの、表示が確認しやすいものを選びましょう。
アナログタイプ(左)とデジタルタイプ(右)です。 |
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8.保温電球 飼育容器内の保温のために設置します。加湿のために霧吹きを使用する場合は電球に水がかからないように注意してください。保温電球は非常に高温になるのでソケットは一般の照明用でなく必ず専用品を使いましょう。保温電球はサーモスタットに接続して使用すると温度や点灯時間を自動で制御することができます。
防滴保温球(左)とセラミック電球(右)です。 セラミック電球は発光しないので夜間の保温用としても使えます。
ソケットは耐熱仕様の専用品を使いましょう。カバーもあると更に安全です。
設定温度を時間別に2段階で制御できます。 |
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9.パネルヒーター・プレートヒーター 保温電球と合わせて飼育容器内の保温のために必要です。底に敷いて使用するタイプは安全のため防水のものをおすすめします。防水、防滴でないものは飼育容器の下に敷くか側面に貼り付けるといった形で使用します。上面及び側面に設置して使用するタイプ(みどり商会 暖突)は保温電球と同等の熱効率でありながら発熱面を触っても火傷しないので安全です。
左は防水タイプ、右は温度調整可能タイプです。
飼育容器の上面や側面に設置して使用するタイプです。保温電球の代わりとしても使えます。 使用中に落下しないようにしっかり固定して設置しましょう。
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